【ヨシカワ☆たゐむず】金融ソリューション開発部 銀行システム開発課 池村透課長 編

「ヨシカワ☆たゐむず」とは

役員や社員のインタビューをお届けします。読者の方々には、シー・エス・エスのことを知って頂き、ファンになって頂ければとても嬉しいです!

 

 

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本日のゲスト

金融ソリューション開発部

銀行システム開発課

池村 透課長

 

インタビュアー

代表取締役社長 佐川 学

 

デジタル・マーケティング本部 芳川 竜弥(ヨシカワ)

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はじめに

 

皆様、こんにちは。最近、蜂に刺されました。ヨシカワです。

 

今回は、銀行システム開発課のガンダムが好きな池村透課長に、RPA[※1]について伺いました。インタビュアーには、ヨシカワに加え社長に参加して頂いております。

(新型コロナの影響により、リモートでインタビューを行いました)

 

[※1]

RPA(RoboticProcessAutomation):ソフトウェアロボットによる業務自動化技術

 

 

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※写真 下:池村透さん 右上:佐川社長 左上:ヨシカワ

 

Q RPAの仕事について

 

ヨシカワ:本日はよろしくお願いします。

 

池村透課長(以下池村):よろしくお願いします。

 

佐川社長(以下佐川):よろしくお願いします。

池村さんは、RPAの仕事に携わっているんですよね?

 

池村:そうです。今はRPAの導入サポートを担当させていただいています。RPAを利用していただくお客様に対して、私たちがRPAのサンプルを作ったり、お客様からの要望を受けて導入サポートと必要に応じて簡単なツールの開発をします。

 

佐川:お客様の業種を教えていただけますか?

 

池村:大手銀行様です。

 

ヨシカワ:RPAは、何を使ってるのですか?

 

池村:RPAはWinActorとBizRoboを使ってます。それだけで対応できないときは、私がプログラムを組んで自動化をしています。

 

佐川:RPAの導入サポートといいますと、お客様自身でプログラミングのやり方に近い設定をしますが、できるものでしょうか?

 

池村:手順さえしっかり理解していれば、基本的に設定はできます。


佐川:その手順って、データをどのように処理するかということ、いわゆるアルゴリズムだと思いますが、RPAの機能を理解するよりも高度なプログラミング能力が必要かと。

 

池村:得意不得意がやはりあって、お客様全員が対応できるわけではないです。得意な方は自分でも設定できます。

 

佐川:Excelマクロとかを普段使っている方であれば、できそうですね。

 

池村:Excelの使い方をどこまで認知しているかにもよりますけど。データの処理手順さえしっかり理解すれば出来ます。

 

佐川:池村さんが導入サポートで入っている現場は、お客様側でRPAの設定をしている方はどれくらいいらっしゃるのですか?

 

池村:具体的な人数はわからないですけど、結構いますね。

 

佐川:それぞれ違う業務の自動化を担当されているのですか?

 

池村:そうですね。各部署で一人か二人くらい担当が割り振られていて、その担当の方が対応しています。最初の導入時に、私のような導入サポート担当に話を聞きに来て、導入方法や使い方について指導させていただく感じです。

 

佐川:RPAって、お客様側で自由に導入ができてしまうので、きちんと管理しないと、導入担当者が異動になってしまった場合など、どこで何の処理をしているかわからなくなってしまって、制御ができなくなってしまう恐れがありますよね。

 

池村:そうですね。管理面はしっかりする必要があります。

 

ヨシカワ:RPAって何台もあるのですか?

 

池村:店舗で利用されるケースが多いのですが、その置いてある店舗によります。それぞれの店舗で業務が違うので、多く置いてあるところもあれば、一台しか置いてないところもあります。

 

佐川:グループで地銀がありますよね。

 

池村:はい。地銀大手銀行は業務が全く違うので、分けて作業しています。

 

佐川:地銀も池村さんが担当しているのですか?

 

池村:基本的には地銀も見ていますけど、新型コロナウイルスの流行の為、私は現地に直接行けないので、大手銀行の担当リーダーの方が行って、メンテナンスなどしています。それか、地銀側でわかる方がいるので、その方が見ていると思います。

 

佐川:池村さんが担当しているところだけで、RPAを導入している端末は、何クライアントくらいあるのですか?

 

池村:モノ自体は管理部で管理していますが、それを確認するだけでも結構な数があります。全体だとどれくらいの数になるのかは、正確に今は頭に入ってませんが、相当な数になります。来年度末までに、事務作業を100万時間削減するという目標を掲げています。それだけの効果を出すための規模になります。

 

佐川:それはすごい目標ですね。RPAって一時的に対応するなら問題ないと思うのですが、恒久的に対応するとなるとしっかりとシステム化した方がいいと思ってますが。

 

池村:そうですね。ただ、今は、従業員の作業効率を上げることが第一の目標です。そのあとに、システムの刷新があれば、そちらを効率よくすることですね。簡単に言えば、システム刷新だと時間とお金がかかってしまうことが多いので、RPAで削減しようという話ですね。

 

佐川:池村さんって、以前、大手証券会社様のEUCの開発に携わっていましたよね?

 

池村:携わっていましたね。EUCもRPAも似ている立場のお客様の業務でしたので、勘所が同じで、その時の経験を活かせています。でも、EUCの時は柔軟に開発できましたけど、RPAはパッケージなので、柔軟性といったところですと制限があってやりにくいとこともあります。どうしても対応できないところは、プログラムを別で組んで対応しています。

 

ヨシカワ:どうしてRPAの仕事に携わることになったのですか?

 

池村:BizRoboの導入マニュアルを作成する案件に携わっていたからです。そのあとに今回のRPAの仕事があったので、異動した感じですね。

 

ヨシカワ:今の仕事は、初めてからどのくらい経つのですか?

 

池村:一年くらいですね。

 

佐川:RPA導入だけで一年だと、結構長いですね。

 

池村:でも、一年も過ぎましたが、思ったよりは進んでいませんね。お客様側がどの業務について自動化を実現できるかどうかの判断に難航してしまって、時間がかかっています。そこをしっかりサポートしていくようにしています。

 

佐川:実際、本番環境でRPAを動かした時は、最終的なアウトプットは人が確認するのですよね?

 

池村:そうですね。基本的には、お客様がインプットした情報をしっかり確認するのと、アウトプットされた帳票を確認しています。

 

佐川:RPAは、分岐の処理もちゃんとできたと思いますので、想定外のデータが入ってきた場合などは、エラーとして処理してくれるのですよね?

 

池村:そうですね。

 

佐川:でも、以前から継続している定型作業ですもんね。ほとんどエラーは発生しませんよね。

 

池村:基本的にはないと思います。

 

佐川:結構複雑な処理もできるのですか?もしあれば、具体的に教えていただけますか?

 

池村:基本的には単純な作業しかないですね。システムからデータを出して、Excelにデータを入れて帳票を作成したり、内部的なメールを送ったりとか、単純な作業であれば、一連の流れはできます。だからやっていることはそこまで難しくないのですよ。

 

佐川:でも、結構需要はありそうですね。

 

池村:そうですね。RPAはいろいろなところで需要はあると思うのですが、設定とかは大変ですね。意外と慣れないとうまく動かせないんですよね。やはり、導入するには、ある程度の専門的な知識が必要です。

 

佐川:ネットワークにつながってない端末で動いているRPAもあるのですか?

 

池村:はい。ネットワークに接続されていない端末で動いているRPAについては、画面の情報をとってきて、AI-OCRで画面上のデータをテキストに変換して、正常に動いているか確認しています。

 

佐川:画像からエラーメッセージを抜き出してくれるってこと?

 

池村:いやそうではないです。取った画像から文字を取得して、その取得した文字がエラーメッセージかどうか、人が目で見てチェックしています。

 

佐川:えー!それは大変!(笑)

割とアナログな対応も多そうですが、お客様先では、紙での処理もまだ多いのでしょうか?

 

池村:そうですね。紙多いですよ。FAXで来た紙をスキャンして、PDFにしてから、AI-OCRでデータを読み込んで、テキスト化するRPAもあります。

 

ヨシカワ:FAXなんて使っているのですね。

 

佐川:FAXを使った仕事の完成度が高くなると、それで慣れてしまうので、変えるのなかなか大変ですよね。データを正確に蓄積するとか考えると、改善を検討された方がいいと思いますけど。

 

池村:そうですね。でもやり方を変えると嫌がる方が多いんですよね。(笑)

 

佐川:いろいろありますが、お客様が目の前にいて、きちんと対応すれば、その場で感謝もされると思うし、直接我々が携わったものを使っている方々と近いところでお仕事をできるのは、幸せかもしれませんね。

 

池村:そうですね。色々やっていけるので、楽しいです。ただ、今担当している案件は、自分一人で色々やっていかないといけないので、調べる能力とか、言われたことを理解して表現する能力とか。そこは高くないと難しいかもしれないですね。

 

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Q 最後に

 

ヨシカワ:池村さんにとっての「仕事」のやりがいって何ですか?

 

池村:モノ作りが基本的に好きなのですが、今やっている仕事がモノ作りなので、好きなことをできていることだと思います。

 

佐川:仕事で好きなことができるっていいですね。

 

池村:そうですね。すごく楽しいですよ。

 

ヨシカワ:なるほど。とてもいいですね。ではインタビューは以上になります。

ありがとうございました。

 

池村:ありがとうございました。

 

佐川:ありがとうございました。

 

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池村透課長ありがとうございました!インタビューにご協力していただき、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。

 

RPAの技術について詳しい内容が聞けたと思います。好きなことが仕事としてできるなんて素敵ですよね!

 

次回もお楽しみに!ありがとうございました!