【社員インタビュー】株式会社Q 執行役員社長 兼 COO 林さん(後編)

役員や社員のインタビューをお届けします。読者の方々にはシー・エス・エスのことをより深く知っていただける機会となりましたら幸いです。

 

シー・エス・エスグループの株式会社Q(以下、Q)にて、30代で執行役員社長 兼 COOに就任された林さんにインタビューを行いました。今回は後編です。

 

インタビュアーには髙橋に加えて佐川社長に参加して頂いております。

※新型コロナウイルスの感染防止のため、リモートでインタビューを行いました。

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左上:林さん 右上:佐川社長 下:髙橋

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▼インタビュイー
株式会社Q 執行役員社長 兼 COO 林夏樹

▼インタビュアー
株式会社シー・エス・エス ホールディングス 代表取締役社長 佐川学
株式会社シー・エス・エス デジタルマーケティング本部 髙橋

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前編はこちら👇

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―髙橋:スキルチェンジPJはどういったことをされていますか?

会社として新しいことに取り組んでいこうという取り組みの一環で、技術力の強化をするという佐川さんのお話に共感して。私は今まで色々な現場でお仕事をしてきたので、その経験を活かせるのであればと思って始めさせていただきました。

 

もともと私は大学時代に教師になるのが夢で、教員免許も持っているんですけど、人に教えることや困っている人に手を差し伸べたり、新しく学びたい人の力になることに強く興味がありました。私が当社に入社したいと思った要因の一つとして、入社当時、新人研修を社員の人が行っていたということもあります。(※最近は案件参画を優先し外部講師の方に頼んでいます)以前新人研修の講師も何年かやらせてもらいました。

 

今回もう少し大きいプロジェクトとしてAWSやPythonを社員の皆さんに学んでいただく機会を作り、より実践的な力を身に着けていただきたいと考えています。

AWSやPythonは独学で学ぶことも出来るんですが限界があるというか、「こういうことが出来ることはわかったけど実際どうやるのがポピュラーなんだろう?」とか、「これとこれを組み合わせるとどうなるんだろう?」などといったことは実際にやってみないと分からないと思っています。現場で使われていることを体験してみないとわからないので、実際にかつて自分が体験したことを事例に教えられるとより身につくんじゃないかなと思っています。

 

また、このプロジェクトはAWSやPythonが出来るようになることがすべての目的ではありません。私は今後Pythonやクラウドは永遠に続いていくわけではないと考えています。

自分が取り組んだことのない課題にぶつかったときや新しいことを学ぶときに、どういったアプローチをしていこうか、どういうところから解決するべきなのかというところを実体験として学び、つまずいて乗り越えるという経験を皆さんにしていただくことで他に応用していただきたい。

新しいことを学ぶ力、前に進む力を身に着けていただくことを第一の軸として考えています。

 

現時点で「このプロジェクトを卒業した後どういうことが出来るよ」といったハードルの高い目標を立てているのではなく、このプロジェクトを行ったことでまだどんなことが出来るのか、まだ模索途中です。このプロジェクトは始まったばかりでまだ一期生しかいません。

ここでどんなことが出来るのかをもがきながら取り組んでいって、今後はブラッシュアップしたうえでもっと発展させていきたいと考えています。

 

―佐川:QのプロジェクトもスキルチェンジPJも失敗して壁に当たってそこをどう乗り越えていくかで学ぶものも多いのかな。実践でスキルをつけることで実績も増え、我々もお客様により具体的で効果のある提案ができるようになりますよね。

新しいことを学ぶ機会があるんだ!ということを社員の皆様に知っていただけたのもひとつの進歩ですよね。今後は皆さんの方からも学びたい技術をどんどん提案していってほしいです。会社としても成長し続ける環境を作っていきたい。

 

―髙橋:スキルチェンジPJに参加された方は、そこで学んだ技術で現場に参加するというわけではないのですか?

いえ、学んだ技術を生かしたお仕事に入っていくのも一個の目標です。スキルチェンジをした後どういった展開をしていくか検討中です。

 

―佐川:今まではお客様の方から技術を選定される形が多かったんですが、これからは我々のほうで「この技術や実績は他社に負けません」という強みを先に作ってうちから提案していく形にしていきたいと考えています。そうすることで会社の価値も上がると思っています。

現時点で私が知っている知識や経験を展開することしかできていないので、今後、よりいろんな人の手が加わることによって「こっちの現場ではこんな対応をしたよ」「最近のトレンドはこっちらしいよ」とか、会社全体の知見のたまり場になるといいのかな、と。新しいサービスや弊社が取り扱っていないものもどんどんチャレンジしていきたいですよね。

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※写真 林さん

―髙橋:資格をたくさん持っていると伺ったんですが、どんなものを持っているんですか?

結構ありますよ。「基本情報技術者試験」と「ソフトウェア開発技術者試験」と言っていた時代の今でいう「応用情報技術者試験」、「日商簿記検定二級」、「秘書検定二級」、「ドイツ語検定三級」などなど。。。情報系の資格は高校生の時にほとんどとりましたね。商業高校だったので。最近取得した資格は「AWS 認定 DevOps エンジニア – プロフェッショナル」です。いろいろ取りました。

 

私は資格取得の勉強が趣味なので嫌いじゃないんですよね。高校では、国家資格を取ることで大学の推薦枠がもらえたんです。高校三年間ずっと資格取得が受験勉強だと思うようにと言われていて。毎年資格取得の勉強をしていました。私はそれが楽しかったんです。みんな同じ目標に向かって勉強するし、みんな割と真面目なので勉強嫌だと言いつつなんだかんだ真面目に勉強して資格取得をしていました。

私は資格を取るのが好きだったのでガンガン取ってたんですが、取るたびにクラスメイトがみんなで喜んでくれるんです。毎回当たり前に試験受かっている人って「○○さんだから当たり前だよね~」と言われがちだと思うんですけど、そういうのが一切なかったんです。頑張っていた過程を認めて一緒に喜んでくれました。それがすごくうれしかった。

 

「林さんだから出来ると思っていたよ」って一見誉め言葉に見えるけど実際すごく投げやりな言葉なんですね。「林さんなら頑張らなくても出来るでしょ?」というニュアンスに感じてしまうんです。そこに至るまで努力した結果がここにある。ちゃんと努力したことを認めてほしかったんです。

 

最近「資格なんか持っていても意味ないよ」という論争が巻き起こるんですけど、私自身資格を持っていること自体にはあんまり意味のあることだとは思っていません。資格があるからってその仕事が完璧にこなせるわけではないし。でもその資格を取るために頑張ったという事実はあるので、私はその過程に着目して評価をしたいと思っています。

 

―髙橋:今後の展望を教えてください。

第一に、私のミッションとしてシー・エス・エスグループの中でやりたいと思うことがある人のサポートをどんどんしていきたいと考えています。主に技術面のサポートになるとは思うんですけど、「こういうことをやりたい」と言われたときに「じゃあどうやって取り組んでいこうか?」とヒントやアドバイスを与えられればいいなと思っています。それが勉強会の一つかもしれないですし、単純に話を聞く、かもしれないですし。

スキルチェンジPJでメンバーの一人にコードエラーが出てしまって解決したい!というときに一つ一つ確認していく時間にすごく楽しみを感じるんですね。私は自分自身がやりたいと思うことをあまり持っていないからこそ、他の人に寄り添うことで、それも一緒に自分のやりたいことにしていきたいと思っています。

 

サービスについても然り、誰かがこういうことを求めているんだったらそれに応えるためにどういう方向にもっていけばいいのか、というのを考えていくのが私のやりたいことです。

 

私がQの社長を受けた最大の理由は「後継の育成をする」という点にあります。これからは後継が私に続きたいと思えるような、そういう人を引っ張り上げられるような活動をしていきたい。

私はまだ人を巻き込むということが苦手です。ただ来るものは拒まずのスタンスでいます。「一緒に面白いことやりたい!」とか「やりたいことがあるんだ!」という人はどんどん声を掛けてほしいです。

 

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※過去に林さんが行ったXJAPANのライブ
 

林さん、インタビューにご協力いただきありがとうございました!いろいろなお話を聞くことができ、とても有意義な時間を過ごせました。

 

次回もおたのしみに!