「ヨシカワ☆たゐむず」とは
役員や社員のインタビューをお届けします。読者の方々には、シー・エス・エスのことをいろいろ知って頂き、ファンになって頂ければとても嬉しいです!
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本日のゲスト
ビックデータ推進課 統括課長 根本
インタビュアー
代表取締役社長 佐川 学
デジタル・マーケティング本部 芳川 竜弥(ヨシカワ)
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はじめに
皆様、こんにちは。コロナが落ち着いたと思いきやまた増えてきていますね。
感染予防を徹底してくださいね!
今回は、ビックデータ推進課統括課長の根本俊さんにインタビューを行いました。
インタビュアーには、ヨシカワに加え、社長に参加して頂いております。
(新型コロナの影響により、リモートでインタビューを行いました)
※写真 左:根本統括課長 右:ヨシカワ
Q1 データ分析の第一人者
ヨシカワ:本日は、よろしくお願いします
根本統括課長(以下根本):はい、よろしくお願いします!
佐川社長(以下佐川):よろしくお願いします!
根本:まず、データ分析の仕事を始めた切っ掛けについて話させてもらってもいい?
ヨシカワ:あ、どうぞどうぞ(笑)積極的ですね(笑)
根本:あはは(笑)えっとですね、以前から、うちの会社は金融証券系の基幹システムとか、オープンシステムの開発に注力していたんだけど、それだけではなくて、会社として成長するために新しい分野にチャレンジしようという時に、佐川社長が音頭を取って、新規事業としてクラウドとビッグデータ分析の仕事を始めたんですよ。
佐川:オレが営業をやってた時に、会社として初めてデータ分析の仕事を受注して、最初に担当してくれたのが根本くんだったんだよね。
根本:そうですね。その当初は、クラウドは2人、ビッグデータ分析は2人しか担当者がいなかったけど、だいぶ増えましたよねー(笑)
佐川:今では、新規事業を担当している人たちが60人くらいまで増えたよね?
根本:そうですね。当初は新しいことができるんじゃないかってデータ分析に飛びついていましたね(笑)
佐川:根本くんが第一人者として成果を上げてくれたから、今があると思ってるよ(笑)
Q2 仕事について
ヨシカワ:では、今、担当されている具体的な仕事内容を教えてください
根本:ビッグデータ推進課で統括課長としての管理業務と、現場でエンジニア兼データサイエンティストとしてデータ分析関連の仕事をしてます。
佐川:データ分析関連の仕事でやってきたことを具体的に聞かせてもらっていい?
根本:えーっと、データマイニングおよび、ターゲティングや分析モデルの構築などの業務を経験しました。
具体的には、お客様の会員訴求を目的とした広告とか販売促進を行うにあたっての、セグメンテーションとか、会員属性の分析(基礎集計、ペルソナ分析)、並びに施策効果の見込めるターゲティングを行う為の、需要予測モデルの構築などを行いました。また、予測モデルを実践した結果の効果の検証(効果検証)も行いました。あと、リテンション施策(退会抑止)のモデル構築とかKPI、KGIの予測モデルの作成もしていました。
他にも面白い話とかあるんだけど、苦労したこととか(笑)
ヨシカワ:あ、どうぞ。お話聞かせてください(笑)
根本:お客様はデータ分析が売上増に直結していると考えているんだけど、ただ、そんなことは全然ないんですよ。もちろんデータに基づいたターゲットユーザとか、施策を導出する事は出来るのだけど、それがそのまま売り上げとか会員訴求に響く事はなかなかないんだよ。ほとんどの結果は、野球に例えると打率を3割1分2厘から3割1分3厘に上げられるくらいになることが多かったですね。全く、効果がでないこともありました。
例として一つ上げさせてもらうと、地方のキャンペーンで特定のユーザに対して特典を用意して訴求をした際に、蓋をあけてみたら訴求者のうち利用者が0だったことがありました。(笑)
佐川:え!
ヨシカワ:え!
根本:まあ、我々が決めたターゲットユーザーには響かなかったんですね(笑)この件を、お客様に報告させて頂いた時は、冷や汗がでました。
あと、大変だったのは、KPI、KGI予測モデルの構築ですかね。組織の達成売上目標に対して、KPIは「過程」、KGIは「ゴール」にあたります。なので、企業は必ずKPIの目標を立てて、月々その目標をどれくらい達成出来ているかをみるし、そこからKGIの見込みがたつので、目標の達成が難しかったら何か別の方法を考える。みたいなことをやっています。
その時に歴、習慣や自然条件といった「季節要因」を考慮して目標値を決めます。
入学シーズンは携帯電話の契約が増えるとか、暑い季節は清涼飲料水の需要が増えるなどです。過去の実績などから通常の月と比べ、「季節要因」 による KPIの増減が試算出来るんです。
ただ、事前に何が将来起こるか、予測がつかないことって多いじゃないですか。
例えば、競合のアプリが大流行するとか、感染症が発生するとか、キラーコンテンツの販売が発表されたり、社会制度の仕組みが突然変わるなど何があるか分からない。これを考えて予測する事は不可能だし、それらを季節要因として事前に目標値に反映させる事は出来ないので、非常に難易度が高かったです。そして、その結果をフィードバックするのだけど、そもそも想定外の事が起きたりするので、説明がつきませんっていう形になっちゃうんですよね。
佐川:いい結果出せた時の話も聞きたいな。
根本:そうですねー。需要予測モデルを作った時にお客さんが想定していなかったセグメントの顧客を導き出した時の、驚いた顔を見れたときは快感でした。
また、需要予測がずっと外れていたのだけど、お客様と一緒に考えて、新しい要素を分析に取り込んでみて絞り込んだセグメントへの施策効果が他のセグメントよりもみられた時には、お客様と一緒に喜ぶ事が出来たので嬉しかったですね。
他にも、今まで想像したり、考えたりしたことがなかった世の中のマーケティングの仕組みに触れる機会を与えて貰えた事とか、自分なりの考察とか仮説についてプレゼンテーションする機会を与えて貰えたことが、世の中のトレンドを考えるきっかけを持てたってことで自分にとっては貴重な経験になっているのかなと思います。
佐川:なるほどねー。あ、ヨシカワくん、きみから質問してみたいことない?
ヨシカワ:えーどうしましょう(笑)根本さん、聞きたいことをほとんど話してくださったので迷いますねー(笑)
ヨシカワ:では、これから「シー・エス・エス」がやるべき取り組みは何だと思いますか?
根本:能動的に行動することですかね。自分の新しい目標とか興味関心をみつけれるような行動をすべきだと思います
佐川:オレもそう思う。データ分析は、始めた当時、会社で誰もやろうとしなかったけど、システムを構築するだけじゃなくてデータの方に重要度が移ってきているのを実感して行動した。やりたいって主体的に考えて、それに対して責任をもってしっかり行動すると、会社を変えられるって事を強く感じたよ。
根本:チャレンジしたことに意味はあったなって私も思いますね。
佐川:お客様も新しい技術を求めてるし、古いことしかやっていなかったら「うちの会社いらない」ってなっちゃうからね・・聞いてる???(笑)
根本:(自宅からのリモートインタビュー中に)あ、うちの犬が遊びに来ちゃいました(笑)
ヨシカワ:わんちゃんを飼っていらっしゃるんですね(笑笑)
Q3 最後に
ヨシカワ:仕事で大切にしていることは何ですか?
根本:「会話」だと思っています。技術的な要素や知見なら個人差はあれど、ある程度のレベルまでは横並びで成長出来ますが、会話は個人差がでます。ビジネスをする上でお客様と会話が出来る事はメリットしかなくて、自分の可能性や業務の広がりも持つことが出来るし、なにより人と円滑に話せるだけで仕事の時にリラックス出来る様になりますよね。
ヨシカワ:仕事に慣れてきたって思うときってありますか?
佐川:なんか一皮むけるタイミングってない??
根本:あーそれはありますね。それはたぶん新しいことをやり始めた時期かもしれないです。そこですごく自覚が芽生えましたし、やるからには自分としても結果出したいし、技術を吸収したいと思うから、そこのタイミングで思考を変えれたし、ポジティブな気持ちになれたと思いますね。
ヨシカワ:ありがとうございます。では、以上でインタビューを終了させて頂きます。
根本:ありがとうございました!
佐川:ありがとうございます!
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根本統括課長ありがとうございました!社長ともインタビューできてとても楽しい時間を過ごさせていただきました。
今後仕事をしていくうちに様々な経験をすると思うので、常に目標を立てながら能動的に行動していきたいと思いました!
次回もお楽しみに!ありがとうございました!