【ミドルオフィス向けシステム】顧客のシステム導入・運営サポート

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株式会社リライフ・ジャパン 証券ソリューション本部の岡田と申します。

私は運用会社や金融法人が利用するシステムのヘルプデスク業務の経験を経て、現在は主に運用会社のミドルオフィス向けシステムの導入サポート業務を行っております。

今回は私が普段従事している業務についてご紹介させていただきます。

 

 

1.金融機関に対する規制

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リーマンショックを経て欧米の多くの金融機関が危機的な状況に至り、経済全体が不安定な状況に陥ったことや、銀行の巨大化によるリスクの増大により、金融機関は様々な規制が制定されています。

 

2022年1月には、新たに資金流出に備えて銀行に一定比率以上の流動性資産を保有することを求める規制が適用されるため、運用会社では対応の準備が進められています。

 

こうした新しい規制に自社内のみで対応するにはシステム開発や必要なデータの収集など様々な課題があり、システムベンダーでは業務負荷軽減のために規制に対するサービスの提供を行っています。

2.実際に運用会社で使用しているシステム

f:id:pinkie79:20220221141331p:plain運用会社のミドルオフィスの業務として、運用パフォーマンスの測定・分析、リスク管理、レポーティング、各種データ管理等があります。

投資家(銀行)に向けてファンドの運用状況を提供するためのレポート作成や、ファンドの運用方針から逸脱した運用が行われていないか等のチェックをする部署になります。

 

ミドルオフィス向けシステムとして、バックオフィスシステムやマーケットデータをもとに、収益率計算や要因分解機能、さまざまな切り口による残高・取引・収益率等の参照機能(資産別/セクター別/銘柄別)、レポーティング支援、コンプライアンスチェック、ディスクロ作成機能などの提供を行っています。

3.導入サポート業務とヘルプデスク業務

f:id:pinkie79:20220221143430p:plain営業担当がシステムやオプション機能の追加の受注をすると、利用開始に合わせて契約情報を導入担当へ連携します。

 

導入担当では顧客へ導入期間中のUATの進め方やシステム機能・操作方法の説明を行います。オペレーションの習熟、データ分析のサポートや問い合わせ対応が導入担当の主な業務となります。

 

UATが完了し、本番業務開始とともに導入担当からシステムのヘルプデスクへ顧客情報の引継ぎを行います。本番運営での問い合わせ回答やシステムトラブル対応など、円滑に業務を進めるためのサポートがヘルプデスク担当の主な業務になります。

4.導入サポート業務を行ってみて

私は現在、導入担当として操作方法の説明やデータ検証に関する問い合わせの対応業務を行っています。

 

昨今はテレワークが主流となっていることもあり、ユーザとの打ち合わせもオンライン会議ですし、問い合わせも電話とメールでの対応となります。

 

初めて触れるシステムに対し、UAT期間内にオペレーションの習熟やデータ検証を完了できるか不安に思われているユーザもいらっしゃいますので、ご不明点があれば気軽に問い合わせしていただけるような信頼関係の構築や、よりわかりやすい表現での説明ができることが重要だと思っています。

 

導入担当のみで回答できない案件の場合は担当部署へ連携するなどして問題解決のためのサポートが必要です。ユーザとのコミュニケーションももちろんですが、自チームや関連部署ともミスコミュニケーションにならないよう、チャットツールなどを活用し対応中の案件については随時チーム内へ連携するよう心掛けています。

 

また、適切なサポートを行うためにはシステム仕様だけでなく問い合わせ内容を理解するためにもユーザが行っている業務内容や、冒頭にお伝えしたような規制に関する知識も必要になります。

 

新しく規制が制定されたりと常に勉強が必要な業務であり、大変ではありますが、新しいことを吸収できるやりがいがあり楽しい部分でもあると思っています。

5.終わりに

今回は顧客のシステム導入・運営サポート業務についてお伝えいたしました。

わかりにくい箇所もあるかもしれませんが、少しでも興味をもっていただけましたら幸いです。

 

最後まで御覧いただきありがとうございました。