【テレワーク環境新規構築無料キャンペーン導入の巻】
記念すべき第一回「CSS Customer Interview」は、「テレワーク環境新規構築無料キャンペーン」をご利用いただいた、株式会社ルーシップ様にインタビューをさせていただきました。
1時間ほどのインタビューになったのですが、大変盛り上がり興味深いお話を伺うことができましたので、弊社のキャンペーンのご利用についてだけではなく、前編と後編に分けて、なるべく内容を短くしないでお届けしようかと思います。
前編の記事はこちら👇
blog.css-net.co.jp
※新型コロナウイルスの感染防止のため、リモートでインタビューを行いました。
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テレワーク環境新規構築無料キャンペーン
AWS(Amazon Web Services)のVDIを利用した、テレワーク環境の新規構築を無料でご提供させていただいております。
詳しくはこちら:https://blog.css-net.co.jp/entry/2020/04/23/165824
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[本日のお客様]
株式会社ルーシップ
代表取締役 阿部 豊 様
開発部門 曽武川 猛 様
[インタビュアー]
株式会社シー・エス・エス
代表取締役 佐川 学
ソリューション・サービス営業本部 本部長 取締役 水信 安弘
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佐川:今回は、「テレワーク環境新規構築無料キャンペーン」をご利用していただき、AWSのAmazonWorkSpaces(VDI)とAmazonWorkDocs(外部ファイルストレージ)の導入をしていただいたんですよね。
阿部様:そうですね。
佐川:たしか、これを導入するきっかけがありましたよね?
阿部様:はい、でも実は弊社の場合、新型コロナとはあまり関係がなかったんですよ。Salesforceの請負案件の対応をするときに、基本的に短期間のケースが多いのですが、そこで、ハイスペックマシンが必要となった場合、短期間の利用なのにマシンを購入すると割高になってしまいますよね。その期間だけリースするっていうのも難しいですし。
佐川:そうですよね、購入は費用対効果がでませんね。
阿部様:そういったときに、AWSでそういったコンソールがあるのであるのであれば、スペックもカバーできますし、「費用面も抑えられる」ので、メリットがあると思いまして、利用することにしました。
佐川:なるほど、短期間の請負案件の「一時利用」と、「スペックを柔軟に選択できる」というところで、非常に相性がいいですね。そういった利用の仕方を想定されたのですか。
阿部様:そういった、利用のケースが多いのではないですか?うちの場合は、資産として抱えたくないって感じなんですが。
佐川:いや、弊社でのお客様への提案は、ほぼ、テレワーク利用でお勧めしてますね。継続して在宅で作業するためといいますか、一時利用ということでは提案してなかったですね。
阿部様:なるほど、うちの場合は、いわゆるシンクライアント的な使い方ではなかったです。
佐川:私の頭の中では、WorkSpacesは、テレワークのためのサービスって意識しかなかったのですが、結構、想定外で、寝耳に水といった心境です。
阿部様:弊社でAWSを利用したプロジェクトのテストで、サーバー側の負荷テストの場面で、スペックを上げたり下げたりすることに使ったりしてたので、そこから、今回の利用のヒントを得ました。
佐川:サーバー側の一時利用というのは、そういった場面でよく聞きますね。でも、クライアント側での事例って、私はあまり耳にしたことがありませんでした。実際使ってみてどうでした?
曽武川様:良いとこですと、やっぱり、オンデマンドで利用できるっていうのが良かったのと、ある程度、アプリケーションが最初からインストールされているので、すぐ使える状態でスタートできたっていうのは、すごく良かったと思います。タイムラグも気になるレベルでの問題はありませんでした。
佐川: タイムラグについては、集合住宅とかですと、ちょっと気になる場合はでるかもしれませんね、Web会議などでも画質や音声などで問題が出るケースがありますので。
曽武川様:悪かった点ですが、開発で利用するときに、仮想化周りの開発ができなかったのがちょっと残念でしたね。それは、VDIの仕様上、やむを得なかったのかなと思いましたけど。それくらいですかね。エディタをいれて、コーディングをして、仮想化を使わずに使うことは可能だったので、ある程度要件は満たせたのかなと思います。
佐川:仮想化のところ、よくわからなかったのですが水信さん、わかった?
水信:仮想化の上に仮想化になるとできないってことです。
佐川:あー、それはできないのか。仮想化の開発は、物理サーバー上に仮想環境を作らないといけないのですね。
曽武川様:そういう事です。あと、良いとこでも、悪いことでもないと思うのですが、今回、申請したのは一台だったんですね。一台だと、WorkDocsの利便性やシェアは、多人数での利用のように享受できなかったです。複数人じゃないとその辺は、メリットないですね。
佐川:そうですね。ファイル共有して開発の生産性を高めたりは、一台だとできないですもんね。複数人で使う場合は、社内のファイルサーバーもクラウドから利用できるようにしないと、社内環境と同じ利便性はないかもしれないです。(シー・エス・エスは、VPNでAWSクラウド環境と社内のファイルサーバーを接続して利用している)
水信:複数人での利用の場合は、クライアントの増減は、WorkSpacesだと柔軟にさらに迅速に対応できるので、人数変更にも対応しやすいです。そういった利用もお勧めです。
佐川:料金的な部分では、いかがですか?初期導入は、今回の無料キャンペーンで弊社が負担させていただいてますが、ランニングコストは、貴社がご負担されますよね。高スペックの利用ということでしたが、そうすると料金も少し上がりますけど。
曽武川様:そうですね、パソコンのレンタルって方法も検討して、一日単位から借りることができるのですが、結構割高なんですね。月15,000円くらいとかかかるんですけど、WorkSpacesだと、我々の環境で月10,000円くらいだったのですが、同等のスペックで、オンデマンドで使えるってことを考えると、比較的リーズナブルかなと思います。
佐川:最近、レンタルは、コロナ禍で急激にパソコンの需要が増えて、在庫が無くて借りれないらしいですからね。
水信:環境構築も比較的短めの期間で対応できたと思いますが、いかがでしたか?レンタルだと、在庫があっても、結構時間が掛かると思いますが。
曽武川様:はい、申請をして、少しやり取りはありましたが、構築が決まってから、一週間掛からずに対応していただきました。早くサービスを使うことができて、良かったと思います。レンタルだと、最低、2~3週間は掛かると思いますので。
佐川:WorkSpacesの場合、弊社の技術者のスケジュールが空いていれば、早ければ、1~2日で対応できると思います。
今回は、そういえば、キャンペーンの告知はSNS等の媒体で行って、打ち合わせもWebで行い、導入や手続きもリモートで行いましたので、全て、最初から最後まで、一回もリアルで会わないで対応した、弊社として初めてのケースだったんです。これって、うまくやれば、遠方の北海道や沖縄のお客様にもリモートで対応できるし、コロナの感染も非対面なので防止できるし、いろいろ展開できるかなと思ってます。一回も、リアルで会わない事は、何か不都合ありましたか?
曽武川様:いや、特に無かったですけど、基本的にメールベースでやり取りさせていただいてたのですが、可能であれば、一週間に一度とか、打ち合わせをZoomとかで定期的にできればよかったかもしれませんね。
佐川:我々も、リモートに慣れてない時期だったかと思いますので、最初のZoomの打ち合わせは結構ぎくしゃくしてたかと思いますが、今は慣れてきましたので、Webでの定例のお打合せはしてもよかったかもしれないです。阿部さんは、以前から知り合いだったのですが、本当に面識のないお客様ですと、コミュニケーションが少ないと不安になりますよね。
阿部様:信頼関係とか築かないといけないですよね。
佐川:阿部さんは、今まで、私の酔っぱらったところばかりしか見ていないので、逆に信頼されて無いかもしれませんけど。。。
阿部様・曽武川様:あははは(笑)
阿部様:そんなことはない、色々勉強させていただいてます(笑)
佐川:とんでもない、とんでもない(汗)
水信:(苦笑)あと、今後、他でもAWS関連で何かできることは、ありますか?
阿部様:開発環境が一時的に必要だったときは、今後も検討してみてもいいかと思います。
佐川:弊社ですと、BYOD端末(個人所有端末)で、WorkSpacesを利用しているケースがあります。WorkSpacesを利用すると、仮想環境で高スペックの端末を利用できますので、BYOD端末が低スペックでも、開発に耐えられます。セキュリティ的にも問題ありません。こういった利用も検討してはどうですか?
曽武川様:そうですね。今後、チーム単位で数台使うという利用の仕方も、用途としてはいいかと思ってます。
佐川:今回はありがとうございました。今後も、引き続きよろしくお願いします。
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◎Interviewを終えて
とても参考になるお話を、今回、伺うことができました。
弊社の想定していない利用の仕方をされていて、お客様への提案内容も、今後、幅が広がると思います。
また、Salesforceのお仕事に注力されているということでしたが、AWSや、他にもデータ分析関連も弊社で対応しておりますので、今後、ルーシップ様と開発でのコラボレーションもしていきたいですね!
チャオ!!!