IT未経験の私が、初めて案件に参加した話

みなさんこんにちは。
入社2年目のファイナンシャル・ソリューション開発部のさらぴょんです。
4月に現在の部署に配属されて、もう半年になります。

 

私は初めてITの仕事に挑戦するにあたり、技術や知識がほとんどない状態で入社しました。そこから新入社員研修を受けた後、まだ不安が残る中で実際の案件に参加しました。
今回は、その過程で感じたことや取り組んできたことについてお話させていただきます。

初めて案件に配属をされて

初めての案件に配属されたときは、正直不安しかありませんでした。
業務についていくことができず、上司や先輩に迷惑をかけてしまわないだろうか、自分のスキルや知識が本当に十分なのか、与えられたタスクをすべてこなすことができるのかといった疑問で頭がいっぱいでした。

 

そんな技術や知識が不十分な中で、少しでもスムーズに業務を進めるには自分は何ができるだろうと考えていました。

取り組んだこと

調べてから質問をする

私が初めて案件に参加して、意識して取り組んだことの1つは、積極的に質問することです。また、それに先立ち自分でも積極的に調査することを欠かさないことが重要です。
あまりにも基本的なことですが、配属当初はこのようなことも意識が足りていなかったと感じます。

 

私が担当した業務はPythonを使って金融システム開発のAPI実装を行うものでした。
案件に入る前にPythonの勉強をする時間はもらいましたが、開発自体が初めてで何から手をつけたらいいのかわかりませんでした。

 

最初に先輩社員の作成した見本のコードを読み取る作業から始め、実際にコーディングを行っていくという流れでした。しかし、当初はコードを読むという作業も、知らない文字の羅列にしか見えず、とても苦戦しました。
また、実装が始まり、ユニットテストを行う際には画面にエラーメッセージがたくさん出てきました。どこから読むのか、どこがエラーを意味しているのか、理解するのが非常に難しい状況でした。

そのような状態で、まだ自分ひとりでは進めるのは難しいということを理解し、わからないことがあれば積極的に質問をしていこうという姿勢を意識しました。
そこで、問題に直面した時には自分で悩んで解決できなければ上司や先輩社員に聞きながら進めていました。しかし、質問をする中で、「これは自分でも調べてみた?」と言われることが何度かあり、そこで「あっ、自分はきちんと調べずに悩んでいるだけだな、、、」と気がついたのです。

 

それまでは何か起きたら聞く、という流れだったので自分が何に悩んでいて、何を聞きたいかもあいまいだったように思います。そのため、質問の際にも具体的な問題を説明することができなかったり、自分でもできそうな検索をしてもらったりすることもありました。

 

質問をするということは、相手の貴重な時間を割いてもらう行為です。だからこそ、簡潔で明確な質問を行うことが必要です。
問題の背景や原因を理解したり、自分の考えを整理したりして、スムーズなコミュニケーションを行うために、事前に最低限情報をまとめる、調べてみる、などは必要ですが、時間を区切ってそこに時間をかけすぎないようにすることが重要です。

真似をする

次に意識して取り組んだことは、深く考えすぎずにまずは真似をしてみるということです。

 

前述しましたように、コードの読み取り作業でも非常に難しかったです。内容を完璧に理解しなければいけないと思っていましたし、自分もこのようなコードを一から書けるようにならないといけないと思っていました。

 

しかし、そんなことを考えていても時間が無駄になるだけでした。そこで、サンプルのコードを参考にして、自分のコードに必要な部分を修正していくという作業を行いました。すると、問題は解決しましたし、コードもきちんと動きました。
この作業を繰り返すうちに、最初はほとんど何もわからなかったコードの流れが理解できるようになりました。そして、自分でも処理を考えて書くことができるようになってきました。

プログラミングにおいて真似をすることは、プログラミングの技術を学ぶ上で有効な手段だと思います。既存のコードを参考にしたり、模倣したりすることで、プログラミングの基礎や応用を効率的に学ぶことができます。

手順をまとめる

次は手順をまとめておくということです。

 

現在は、実装の流れをある程度掴むことができてきましたが、初めは過程ごとに次に何をすべきか迷うことがありました。そうした場面で、何をするべきかを明確にすることで、業務をスムーズに進める手助けとなりました。

 

手順をまとめる際には以下の点に留意しました。

 

  • 具体的な内容をできるだけ詳細に記述する
  • 定期的に見直して最新の情報に更新する
  • 要点や注意点を強調する
  • 言葉だけでは分かりづらい場合は画像や図を活用する

 

業務において、流れや自分の担当事項を明確に整理することが重要です。そのため、あいまいな内容では効果がありません。見てすぐに何を実施すべきかが明確になるよう心がけました。

自らが担当する業務の手順を整理することで、作業の効率向上に寄与できたと考えています。

最後に

今回は、初めての案件に参加した際に意識して取り組んだことを3つ紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

下記がそれぞれの取り組みです。

  • 調べてから質問をする
  • 深く考えすぎずにまずは真似をする
  • 手順をまとめておく

 

どれも基本的なことではありますが、これらのことを実践することで、当初よりもプログラミングの技術や業務の効率を向上させることができました。もちろん、技術や知識は大切ですが、それだけではなく、自分にできることを見つけて取り組む姿勢も重要だと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事で紹介したことが少しでも参考になれば幸いです。

 

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この記事を書いた人

【ニックネーム】
さらぴょん
【経歴】
入社2年目
PythonやAWSを使ったWebシステムのバックエンド開発やデータ基盤のマイグレーション業務を経験し、現在は銀行系のクラウド開発業務に携わっています。
【すきなこと】
食べること(ずっと食べもののこと考えてます!)
【ひとこと】
写真はフィリピンのボホール島で会ったターシャです🐒可愛かった〜( ˶'ᵕ'˶ )♡