
こんにちは!デジタル・マーケティング部の山内です。
「サーバーの保守期限がいよいよ迫ってきたけれど、何から手をつければいいのかわからない」「クラウド移行、特によく聞くAWSへの移行って本当に安全なの?」と、不安や焦りを感じているシステム担当者の方は多いのではないでしょうか。
経済産業省が警鐘を鳴らした「2025年の崖」問題。2026年を迎えた今、多くの企業にとってレガシーシステムの刷新は「検討事項」ではなく、デジタル競争を勝ち抜くための「生存戦略」へとフェーズが変わっています。物理サーバーの老朽化対応は、単なる機器の買い替えではなく、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させる絶好のチャンスです。
今回は、長年日本の金融・証券インフラを支えてきたシー・エス・エスグループの視点から、自社運用(オンプレミス)からAmazon Web Services(AWS)へ移行する際に絶対に外せないチェックリストを詳しく解説します。ぜひ、最後までチェックしてみてくださいね。
なぜ今、オンプレミスからAWSへの移行が選ばれているのか
国内のIT市場では、従来のオンプレミス環境から、AWSなどのパブリッククラウド環境への移行需要が引き続き高い水準にあります。
クラウド移行には、物理的なサーバー管理からの解放、柔軟な拡張性、そして災害対策(DR)の強化など、多くのメリットがあります。しかし、いざ移行となると「既存のシステムがそのまま動くのか」「セキュリティは大丈夫か」といった懸念はつきものですよね。
特に、失敗が許されないミッションクリティカルなシステムを運用されている場合、その慎重さはなおさらではないでしょうか。私たちシー・エス・エスグループは、1976年の創業以来、約半世紀にわたり「失敗が許されない」金融業界でシステムを構築し続けてきました。その経験から言えるのは、クラウド移行の成否は、事前の現状分析と計画準備で8割が決まるということです。
AWS移行を成功させるための必須チェック項目
移行をスムーズに進めるために、検討段階で確認しておくべきポイントを3つのステップにまとめました。
1. 現状把握と「移行パス」の決定
まずは、現在のシステム資産を正しく把握しましょう。
棚卸しと優先順位: すべてのサーバーを一度に移行するのはリスクが高いため、影響の少ない周辺システムから段階的に行うのが定石です。
移行手法(6つのR)の選択: AWSが提唱する「6つのR」から、最適な戦略を選びます。代表的なものは以下の3つです。
・リホスト(リフト): OSやアプリケーションをそのままクラウドへ移す。スピード重視。
・リプラットフォーム: 基本的な構成は変えず、DBなどをクラウド最適化されたマネージドサービスに置き換える。
・リファクタリング(シフト): クラウドネイティブな構成に作り変え、最大限の恩恵を享受する。
保守期限が迫っている場合に最初の候補になりやすいのは、まずはスピード重視の「リホスト」でクラウドへ移し、その後に段階的に最適化(シフト)していく戦略です。

2. セキュリティとガバナンスの設計
「クラウドはセキュリティが不安」という声も聞かれますが、実は適切な設定を行えばオンプレミス以上の強固な環境を構築できます。
・責任共有モデルの理解: 「クラウド自体のセキュリティ(AWS側の責任)」と「クラウド内のセキュリティ(ユーザー側の設定責任)」の境界線を明確にします。
・金融レベルの基準: 金融機関では、FISC(金融情報システムセンター)の安全対策基準への準拠など、厳格な対応が求められます。シー・エス・エスグループでは、閉域環境での運用や機密性の高いドキュメント管理など、金融系ベンダーとしての知見を活かした設計を提案しています。
3. コストと運用体制の見直し
クラウドは「使った分だけ支払う」従量課金制です。
・コスト試算: 単純な月額費用の比較だけでなく、データセンターの維持費や運用人件費を含めた総保有コスト(TCO)で比較します。また、AWSリセール(再販)サービスを活用することで、直接契約よりもコストを最適化できる場合があります。
・運用自動化(MSP): 移行後は、マネージドサービスの活用や運用の自動化により、管理者の負担を劇的に軽減することが可能です。

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パートナー選びで決まる「移行の質」
クラウド移行は、単に「場所を移す」作業ではありません。ビジネスの成長に合わせてシステムをどう進化させるかという、中長期的な視点が不可欠です。
現在、IT市場は「スピード重視のクラウド専業型」と「堅牢なガバナンスに強みを持つ変革型SIer」の二極構造になっています。私たちシー・エス・エスグループのような変革型SIerは、大規模システムのガバナンス維持、上流工程(要件定義)からの深い関与、そして長年の運用で培ったドメイン知識(業務知識)に強みがあります。
現在、当社は「AWSパートナー」としての活動を強力に推進しており、金融システム開発のノウハウと、最新のクラウドネイティブな技術を融合させた体制を整えています。
私たちが提供する価値は、単なる技術提供ではありません。「お客様のビジネス要件を正確に理解し、最適なシステム要件へと翻訳する能力」です。これにより、要件定義の漏れや手戻りを最小限に抑え、高品質かつコスト最適化された移行を実現します。
保守期限は「進化」の合図です
サーバーの保守期限が迫っている今こそ、これまでのシステムを見直し、より柔軟で強固な基盤へと生まれ変わるチャンスです。私たちは、50年の歴史で築いた信頼と最新の技術を組み合わせ、お客様のDXを全力でサポートします。
「どこから手をつければいいかわからない」「自社の業務に合わせた最適な構成を提案してほしい」といったお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にシー・エス・エスグループにご相談ください。
お客様の大切なシステムを、次の50年も安心して運用できる形へ。私たちと一緒に作り上げていきましょう!
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この記事を書いた人

名前:山内 恵美
経歴:転職でシー・エス・エスに入社の2年目。SE6年、マーケティングは1年目。
趣味:カフェに行くこと、ドラマを見ること、散歩
最近、高校の友人たちとスパ活(スパイスについて語ったり、本格インドカレー屋さん巡りをすること)を始めました!オールスパイスが特に好きです(^^)/