こんにちは。PS事業部のしゃるたんです。
今回はAIチャットボットを5分で作ってみようと思います。(´ω`*)ヤレバデキル
使うサービスは『NoteBookLM』となります。
NoteBookLMとは?
NoteBookLMとはGoogle社が開発したオンラインノートで、自分でアップロードしたドキュメントや資料のみがデータとして蓄積され、オリジナルのチャットボットを作成できるツールです。チームで共有もできます。
PDFやテキストファイルをアップロードする以外にも、ウェブサイトやYouTubeを指定することができますので、例えばこれから訪問する顧客の企業URLを登録し、会社情報をチャット形式でリサーチしたり、生成AIサービスのYouTubeのURLを登録し、チーム内で簡単に共有したりなど、さまざまな用途で活用できます。
また、これまで検証してきたChatGPTなどの対話型AIと違って、インターネット上の情報を含まないため、ハルシネーション(不確かな情報を最もらしく回答してしまう状況)を起こしにくいことも利点です。
▶生成AIのハルシネーションを検証したブログはこちら
動画内の音声についてもYouTubeの動画によっては文章で検索が行えるので、動画を視聴しなくても内容をチェックできちゃいます。(/・ω・)/マジカー
NoteBookLMでAIチャットボットを作る方法と注意点
さて、それでは早速、AIチャットボットを作ってみたいと思います。
作業ステップは次の5ステップですが、準備できていれば3分で楽勝ですvv(≧▽≦)vv
<作業ステップ>
ステップ1:PDFでファイルを準備する
ステップ2:新規でプロジェクトを作成する
ステップ3:ファイルを添付する
ステップ4:共有したいユーザーを追加する
ステップ5:URLをコピーし、共有相手へ連絡する
<注意事項>
・パスワードを解除したPDFファイルを準備すること
・図や表などは正しく読み込めないので、重要な表があれば文章にして追加する
NoteBookLMはセキュリティ面も安心できる
今回は当社の社内規則を読み込ませたAIチャットボットを作ってみます。
あれ? 社内情報を読み込ませて大丈夫なの?? セキュリティは??
って突っ込まれそうなので説明しておきますと、こちらのサービスで取り込んだ情報は、AIの学習に一切使わないと規約に書いてありますので、安心してお使いいただくことができます。
また、故意に社外のユーザーへ公開しない限りはセキュリティも万全とのことです。
これで無料で使えるのは神だな (-ω-)/スゲーゼ
【ステップ1】
PDFで下記のようにファイルを準備しました
【ステップ2】
左上の「+ 新規作成ボタン」を押します。
【ステップ3】
アップロード画面より、ファイルをドラッグ&ドロップします。
【ステップ4】
画面右上の「共有ボタン」を押して、共有したい相手を入力します。権限は閲覧権限と編集権限の2つがあり、ユーザーごとに設定できます。
【ステップ5】
「リンクをコピーボタン」を押し、共有したい方へURLを案内します。
「ユーザーに通知」というチェックボックスがあるので、ユーザーを追加すると自動的にメール送信されて案内してくれると思ったのですが、待てどもメールが送られないとのことで、リンクをコピーというボタンを押してURLをコピーし、私は個別にチャットで連絡しました。
ちなみに宛先にはメーリングリストを指定することもできるので、全社員へ共有するなんてことも秒でできます(*^^)v
【まとめ】
NoteBookLMは欠点こそあるものの、数分でAIチャットボットを作れてしまうのは凄い
そして肝心のチャットボットとしての使い勝手ですが、私の感想は入力するフィールドが少し狭いなって思いました。長文の質問だと入力ミスがあっても気付きにくいです。
あとは回答の文章量が少し長いですね。原文から情報収集してくるのでハルシネーションは少ないのですが、原文をそのまま表示せずに、もっと気を利かせて要約した内容で回答して欲しいなという印象でした。
裏ではGemini君が頑張っているようなので、今後の彼の成長に期待ですm(_ _)mペコリ
また、欠点としてはテキストでの検索となるため、表や図などは正しく読み込めない点です。もし重要な表などがあれば、表の内容を文章に書き直す必要がありますので、事前準備に少し気をつける必要ありです。(*‘ω‘ *)ジュンビダイジ
ただ、こんな欠点はあるものの、ものの数分でAIチャットボットを作れてしまうのは驚愕です。是非試して頂ければ幸いです。
ちなみに私がNoteBookLMで、最も使っている機能はQA作成です。めちゃくちゃ良い質問を作成し、模範解答も素晴らしいので、例えば重要な会議でプレゼンする前に、プレゼン資料を読み込ませて想定質問集を作っておくと安心できるかと思います。
それでは~ ●(≧▽≦)●
この記事を書いた人
【ニックネーム】しゃるたん
【経歴】入社23年目です。最初の10年は大手証券会社の約定報告システムの開発・保守を担当しました。その後、別の大手証券会社で9年ほどシステム部門で社員代替として、ユーザー部門からの相談に乗ってシステム起案したり、ベンダーとの橋渡しを行いました。単にユーザー要求をベンダーへ依頼するということではなく、ユーザー・ベンダーそれぞれとって最適で価値のあるシステムを一緒に考えて提案することが大変でした。
証券業務に約19年間従事した後、開発本部長として自社の開発部門を3年間取り仕切りました。直近では自社サービスの開発に係る業務や、開発の新機軸を探るための検討を行っています。
【得意な言語】VBA、C
【趣味】ゲーム、漫画
【一言】モンハンの新作とドラクエ3のリメイクが楽しみです(≧▼≦)ワッフ-イ