【SIer・システム開発会社 選び方ガイド】3つのポイントと注意点で失敗しない

皆さんこんにちは、株式会社シー・エス・エスのサットンです。
この記事は「システムの開発・導入で業務効率化したい」「DX推進をしたい!」という企業の情シスさんや経営層の方々に向けた内容です。
システム開発会社は、企業の業務ニーズに応じたシステムを設計・開発・保守するサービスを提供する会社で、顧客の要望をヒアリングし、要件定義、設計、開発、テスト、運用といった一連の工程を担います。
システム開発を依頼する際、どの開発会社を選ぶべきか迷うことがあると思いますので、システム開発会社を選ぶ際の重要なポイントや注意点を紹介したいと思います。最適な開発パートナーが見つかるヒントになれば幸いです。

システム開発会社を選ぶポイント

選ぶポイントは大きく3つ。
開発実績の確認、専門分野と強み、担当者とのコミュニケーションです。

開発実績

まずは開発実績の確認です。
システム開発会社の過去の実績を確認し、似たシステムの開発経験があるかを見てみましょう。これにより、期待する成果が得られるかどうかを判断できます。
例えばあなたの会社で、リアルタイムに管理・更新できる商談予約システムの開発を検討している場合、過去にそういった開発の実績があり、顧客満足度が高い会社を選ぶことが重要です。
実績を見る際には、単に開発件数や取引先だけでなく、どのようなシステムを開発したのか、どのような技術が使われたのか、顧客からの評価はどうだったのかといった詳細な情報も確認しましょう。
各社ウェブサイトで、事例やケーススタディといった情報を提供しているはずですので、必ず確認して下さい。

専門分野と強み

次に、専門分野と強みの確認です。
システム開発会社を選ぶ際は、その会社が得意とする分野や技術を確認しましょう。自社のニーズに合った技術を持つ会社を選ぶことが重要です。
例えば、AIを活用したシステムを検討している場合は、AI技術の専門知識を持つ会社を選ぶべきです。
開発会社のウェブサイトや技術ブログ、社員の経歴などを参考に、専門分野や強みを把握しましょう。
ただ、目先の課題を解決するだけでなく、将来的なニーズにも対応できる一気通貫のサポート体制を持つ会社を選ぶこともポイントです。
例えば、デジタル化を進めるためのシステムを導入する場合、単にシステムを構築するだけでなく、データを蓄積する基盤を作れるかどうか、そのデータを使った分析環境を構築できるかどうかも重要です。
自社の業務やサービスが成長して新たなニーズが生まれたときにも、同じ開発会社が対応できれば、新たに別の会社を探す手間を省き、スムーズな運用が可能になります。こうした柔軟性を持つ開発会社は、単なる技術提供者ではなく、長期的なビジネスパートナーとしての価値を発揮します。
開発会社に直接問い合わせて、自社のニーズに合致する技術やノウハウを持っているか確認したり、無料相談なども活用してみましょう。

担当者とのコミュニケーション

システム開発の成功は、最初の打ち合わせや要件定義フェーズでほぼ決まるといっても過言ではありません。この段階での担当者とのコミュニケーションがスムーズに行えるかどうかが、プロジェクト全体を左右します。
無料相談や初期の打ち合わせを活用し、担当者の理解力、迅速な対応力、そして提案力をしっかりと確認しましょう。
特に重要なのは、担当者が自社の業務内容や課題をどれほど深く理解し、その課題をどのようにシステムに落とし込み成果を出すかです。ただ話しやすいだけではなく、実現可能なアイデアや価値ある提案を提供できる担当者かどうかがポイントとなります。

一番大事な要件定義で、コミュニケショーンが多く発生する

システム開発は、要件定義→設計→実装→テスト→運用の流れで進みますが、中でも要件定義フェーズが最も重要です。このフェーズでお客様の課題や目標がしっかりと定義されなければ、その後の工程が混乱を招き、最悪の場合プロジェクト自体が失敗する可能性があります。
要件定義を担当する、システムコンサルタントなど提案部隊の質が高い会社を選ぶことは、成功の鍵となります。課題を正確に把握し、実現可能で効果的なソリューションを提案できる会社であれば、プロジェクトはスムーズに進行し、期待以上の成果を上げることができます。
要件定義が不十分な場合、後戻りや仕様変更が多発し、コストや開発期間の増加を招くだけでなく、システムの導入効果も十分に発揮されません。
一方で、優れた要件定義を行うことで、システム開発は単なる作業ではなく、自社のビジネスを大きく成長させるプロセスとなります。
システム開発は単独で完結するものではなく、顧客と開発会社の緊密な連携が必要不可欠です。その中でも、提案力に優れた担当者や信頼できる提案部隊を持つ会社を選ぶことは、成功への第一歩となります。システム開発の相棒としてふさわしいパートナーを見つけることで、プロジェクトの未来が大きく変わるのです。

システム開発会社を選ぶ際の注意点

開発を丸投げしない

システム開発を外部に委託する場合、開発会社にすべてを丸投げしてしまうと、品質や納期が遅れるリスクがあります。そのため、自社内で進捗状況を常に把握し、定期的なミーティングを行うことが重要です。ミーティングでは、開発の進捗状況、課題、今後のスケジュールなどを確認しましょう。また、開発会社とのコミュニケーションを密にすることで、問題が発生した場合でも早期に解決することができます。

費用だけで判断しない

安価な見積もりに誘惑されないように注意しましょう。後から品質やサポート不足で後悔することもあります。
大切なのは、長期的な視点で品質やサポート体制を評価することです。高い品質を持つシステムや、迅速で丁寧なサポートを提供してくれる会社を選べば、トラブルのリスクを減らし、安心してシステムを使い続けることができます。
将来的なメリットをしっかり見極め、質の高いパートナーを選びましょう。

契約内容の確認

システム開発の契約書には、納期、支払条件、保証内容、責任範囲などが記載されています。契約前に、これらの内容をしっかりと確認し、不明な点は事前に開発会社に確認・修正を依頼しましょう。
特に、納期や支払条件については、明確な合意を得ることが重要です。また、保証内容や責任範囲についても、しっかりと確認しておくことで、トラブル発生時の対応をスムーズに行うことができます。

まとめ

ここまで、システム開発会社の選び方について重要なポイントと注意点を解説してきました。最後におさらいです。

重要なポイント

  1. 開発実績

  2. 専門分野と強み

  3. 担当者とのコミュニケーション

特にコミュニケーションが多く発生するのが要件定義フェーズ。このフェーズを担う担当者、システムコンサルタントや提案部隊とのスムーズなコミュニケーションがプロジェクトの成功を左右します。無料相談や最初の打合せで感触を確かめましょう。

注意点

  1. 開発を丸投げしない
  2. 費用だけで判断しない
  3. 契約内容の確認

システム開発会社を選ぶことは、自社のビジネスにとって非常に重要な決断です。
この記事で紹介したポイントを参考に、慎重に開発会社を選定し、プロジェクトの成功を目指して下さいね。

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この記事の担当

デジタル・マーケティング部

ニックネーム:サットン
経歴:大学卒業後はフォワーダーとして国際貨物の輸送業務に従事。その後プログラミングとデザインを学びWebデザイナーにキャリアチェンジ。中小企業のコーポレートサイト制作を通じてWebマーケティングにも携わるようになる。現在はシステム開発会社、株式会社シー・エス・エスのデジタル・マーケティング部でIT関連のお役立ち情報を届けている。
好きなもの:犬、古畑任三郎、音楽
一言:高校時代にガールズバンドを組んでいました。カラオケの十八番は、相川七瀬の夢見る少女じゃいられないです!