こんにちは。PS事業部のしゃるたんです。
今回はプレゼン資料の作成に取り組んでいきたいと思います。
プレゼン資料を作るツールとして、CanvaやGamma、Felo.AIなど色々あって何を使ったらいいか迷いますが、今回はClaude(クロード)+イルシルで挑戦したいと思います。
Claudeは、アメリカのAIスタートアップ企業「Anthropic」が開発した最先端の生成AIモデルで、皆さんおなじみChatGPTと同じように、対話型のインターフェースで質疑応答ができます。
イルシルとは、生成AIでスライド資料作成を自動化し、誰でも短時間で簡単にスライドやパワポが作れるサービスで、なんとデザインは1,000種類以上もある優れものです。(https://irusiru.jp/)
今回はClaudeでスライド構成を作って、イルシルでパワポ形式にしていきます。
Claudeとイルシルで簡単にプレゼン資料を作ってみよう!
さっそく今回はリアルに社内の資料作りで、どこまでやれちゃうか検証してみます。
内容としては、新人や中途採用の方に、私が所属する部署を紹介する資料なので、時間をかけるものではないのですが、
・・とはいえ、手を抜いた資料で紹介して悪い印象を与える訳にもいかないので、それなりのクォリティーが求められます (/・ω・)/メンドイ
資料作りって面倒・・というか着手までに腰が重くなることってありませんか?
実は私もこの資料作りは1ヵ月前に言われて期限が迫ってきているので、生成AIの検証にかこつけてやろうとしています。
スライドの構成案をClaudeに聞いてみた
前置きが長くなりましたが、それでは早速はじめていきます。
先ずはどのようなスライドを作ったらよいか聞いてみます。
~~中略~~
なるほど、こんなテーマを切り口に紹介していけば良いのですね。
自社サービスについて補足しておくと良い内容に変えてくれそうです。下記のような指示を追加してみました。
-------------------------指示文------------------------------------
自社サービスであるQubeについて情報提供しますので、これらの内容をプレゼン資料に反映して下さい。
①Qubeの概要と主な機能
⇒Qubeは、B2B Communicationの為の、on-lineとoff-lineが融合したプラットフォームとなります。On-lineによるコミュニケーションと従来のリアルでの対面コミュニケーションの良い部分を残す、ハイブリッドワークを実現することを目的にSNSやイベント管理機能などが組み込まれています。
②開発体制
⇒開発メンバーは6人で、営業が2名(社長含む)です
③Qubeを活用した顧客の成功事例
⇒同業や異業種間での交流により、ビジネスの拡大につなげることができます。SNSだけでなく、リアルでの交流があってはじめて信頼を得られますので、OnとOff両面でのアプローチを提供している点に価値を見出せます。
④事業部としての将来的な計画
⇒他社にはないQube独自の機能を作っていきたいと考えています。スマホアプリや生成AIを使ったサービスなどを展開していきます。また、利用者に快適に使って頂きたく、従来機能も適時改修しています。
------------------------------------------------------------------------------------
~~中略~~
いい感じのページが出来上がってきました。
それではこちらの内容をコピーして、イルシルでスライド作成していきたいと思います。
イルシルでスライドを作成
イルシルは、国産の生成AIサービスなので、日本人好みで使い勝手が良いのが特徴です。作った資料のダウンロードや共有に課金要素がありますが、作るだけなら無料で行えますので、是非お試しください。
それではイルシルを起動しますね。
先ずはトップ画面から「AIスライド生成」を選択して、”キーワードからスライド生成”をクリックします。
続いて、タイトルを入力します。
今回は「プロダクト・サービス事業部の組織紹介」にします。
次に内容を入力します。こちらは先ほどClaudeで作成した内容をコピぺします。
ここからは、ポチポチとクリックしていくだけです。
最初に本文生成の指示です。
右上の「本文テキストをAI生成」ボタンを押します。
続いて、右上の「スライドに反映」をクリックします。
これでスライドの完成です。ワーイ(*‘ω‘ *)パチパチパチパチ
デザイン変更もできる
デザインを変えたい場合は、「デザイン一覧」を押すことで変更できます。
<変更前デザイン>
デザイン一覧ボタンを押すとリストが表示されますので、変更したいスライドイメージをクリックして、×ボタンを押すと反映されます。
<変更後デザイン>
こんな感じで簡単にデザイン編集もできます。
このあたりの使い勝手の良さは海外のサービスではあまり見ないので、イルシルを推している方も多いようですね。
ただ、このデザインが世の中に溢れてしまうと手抜きと思われてしまうので、注意が必要です。
【まとめ】Claudeとイルシルでプレゼン資料のたたき台ができた!
さて今回はパワポ資料の作成にチャレンジしてみました。
生成AIで100点のパワポ資料を作るのは難しいと思いますが、60~70点の資料作成には向いているかと思います。特にパワポ資料の初手はどうしても手が止まるので、突破口を開くためのツール活用と割り切るのはありですね。
また、今回はプロンプト文をしっかり作り込みませんでしたが、下記のような指定を行うとより精度が上がります。
-------------------------指示文------------------------------------
#スライド構成のポイント
・シンプルで見やすいデザイン
【3-3-7の法則】を活用
1枚のスライドは3つの要点まで
1つの文章は3行まで
1行は7単語(日本語なら7-10文字)まで → 情報過多を避け、聴衆の理解を促進
・コントラストの活用
色使い:暗い背景に明るい文字、または逆
サイズ:重要な情報は大きく
配置:キーメッセージは中央や上部に → 視覚的なメリハリをつけ、記憶に残りやすく
・PADREフォーミュラの活用
Problem(問題提起)
Agitation(問題の深刻さを強調)
Discrepancy(現状とあるべき姿のギャップ)
Resolution(解決策の提示)
Example(具体例の提示) → 説得力のある論理展開を実現
・ビジュアルアンカの設定
キーメッセージごとにアイコンを設定
一貫したデザインテーマの使用
インフォグラフィックスの活用 → 視覚的な一貫性で記憶を促進
・90秒ルールの適用
各セクション90秒以内で完結
集中力の維持を意識
インパクトのある導入と締めくくり → 聴衆の興味と注意力を持続
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大事なことは「構成」と「分かりやすく伝えること」ですので、何度も壁打ちしながら、資料構成の原稿を作り上げることが大事です。
それとChatGPTとClaudeの両方を使って、良い方を採用する等、小賢しい手も使ってます。
楽するためには苦労を惜しまないぜ(*^^)v
その内、「アレ作って」とか言うだけで思い通りのものが出来る世界が来ると思いますが、それまでは便利な使い方をマスターしたいと思います。
それでは~ 〇(≧▽≦)〇
\システム開発なら、株式会社シー・エス・エスへ/
この記事を書いた人
【ニックネーム】しゃるたん
【経歴】入社23年目です。最初の10年は大手証券会社の約定報告システムの開発・保守を担当しました。その後、別の大手証券会社で9年ほどシステム部門で社員代替として、ユーザー部門からの相談に乗ってシステム起案したり、ベンダーとの橋渡しを行いました。単にユーザー要求をベンダーへ依頼するということではなく、ユーザー・ベンダーそれぞれとって最適で価値のあるシステムを一緒に考えて提案することが大変でした。
証券業務に約19年間従事した後、開発本部長として自社の開発部門を3年間取り仕切りました。直近では自社サービスの開発に係る業務や、開発の新機軸を探るための検討を行っています。
【得意な言語】VBA、C
【趣味】ゲーム、漫画
【一言】モンハンの新作とドラクエ3のリメイクが楽しみです(≧▼≦)ワッフ-イ