クラウドネイティブ課の藤代です。
私はシー・エス・エスに入社してから30年以上たってしまいました(笑)。早いような長かったようなそんな感じです。
入社当時からシー・エス・エス社内での業務ではなくお客様へ常駐するスタイルが多く、新人時代は自社で働かないというパターンがあるんだと驚いたのを覚えています。
そんな流れで数社とのお付き合いがあったのですがその間殆ど自社での作業がなかったというシー・エス・エスの中でも珍しい仕事の仕方をしてきたのかもしれません。
1.どんな業務を行ってきたか
初めてお世話になった会社では汎用機を使用した帳簿関係のプログラムの開発を行っていました。その作業も楽しく行えていましたが、数年たったあるとき別の会社の仕事をすることになりました。
初めはその会社で汎用機の販促活動用のプログラムを作成していたのですが、同じ会社の別部署で人手が足りないという話が来たため、私がヘルプで半年ほどお手伝いすることになりました。
当然その部署でも同じようにプログラム開発の仕事をするのかと思っていたのですが、そこでは今までの作業やシー・エス・エスの業務では絶対にないような作業ばかりが待ち受けていました・・・
2.想定外の作業内容
そこでの作業は開発ではなく、交換機の企画、販売、サポートという、まあなんでもやるという部署でした。
交換機といってもわかりませんよね?PBXのことです。といってもわかりませんよね?
PBXとは「Private Branch eXchange」の略で、構内交換機、つまり電話交換機を意味します。
皆さんが社内で使用している電話機はPBXに繋がっているんです。内線とかができる電話機は一般家庭の電話機とはちょっと仕組みが違うんですね。
そこでの販促活動は、新しい製品が出来たらそれを全国にある拠点のSEに教育して行脚するという今までの業務とはかけ離れたものでした。
当然今まで経験したノウハウなど何も役に立つことはなく、また1から勉強です。
当時の流行でCTI「Computer Telephony Integration」といって電話機とコンピュータをつなぐという技術の発展期でその製品開発にも関わらせていただきました。
海外のメーカーのアプリを研究してローカライズして各拠点を回って意見を聞いたり、やっぱり自社開発だ、ということで白紙にされたりと、メーカーの製品がどうやって市場にでてくるかなどもその時に学びました。
製品写真を撮るためにスタジオに行ったりモデルさんを選んだりと中々できない経験もできました。
モデルさんなんて山ほどある写真から数人選択したら実際に会って確認するとか皆さん知ってました?私は知らなかったので驚きました。モデルさんを選ぶ基準は人それぞれでそれも面白かったです。
3.最新技術に触れまくり
私がお世話になっている会社は国内でもトップのPBXメーカーであるので、常に世の中にある最新の技術を取り入れた開発を行っています。
私が携わった仕事では、メールの内容を音声に変換するTTSや電話、メール、FAXを一元的に扱えるユニファイドメッセージングシステム、某OSメーカーのコラボレーションツールとPBXを連携させるアプリケーションの企画、販促(この時は某OSメーカー側のエバンジェリストとして講演会で登壇させていただくなど貴重な経験をさせていただきました)。
最近では感情分析やAIの仕事をさせていただいたりしています。常に新しい技術に触れることができるため、おおいに刺激をもらえています。
4.派遣先での心構え
私が先方にお世話になるときは殆どが派遣という形でしたがその時に大事にしていることをいくつかお話しします。
初めてやる仕事に時などは余裕がないのは当然なのですが、そんな時でも常に内に籠らず周りのメンバーとコミュニケーションを取るようにしています。
また、仕事をするうえで分からない点や疑問に思ったことはまず調べ、それでも解決しない場合私は直ぐに聞いてしまいます。
この時、「まず調べる」という点が大事になると思っています。
「~についてこれこれを調べたのですが分からないので教えて欲しい」と伝えて嫌な対応をされたことはほぼありません。
また、常に最新動向に気を配り企画会議などでは積極的に発言するよう心がけています。
与えられた仕事をこなすだけにならないよう気を付けていくことで少しでも信頼を得られるよう努力しているつもりです。
5.ずっと外で不安はない?
当然私はシー・エス・エスの社員ですからずっと外にいることでの不安はあります。
というか、「ありました」が正しいですね。
シー・エス・エスという会社はいつからか積極的に外にいるメンバーにも気をかけてくれるようになり、コミュニケーションを取ってくれるようになりました。
外部での作業の継続を希望するかとか、何か不安がないかとか、要所要所で確認してくれます。そこでの選択に関してレスポンスもくれます。かなり正直にくれます(笑)。
自分の選択による結果、ということが正しく分かるので不安は無くなりました。
一緒に働いている他社メンバーなどにも話を聞くことがありますが、シー・エス・エスはかなり外部作業メンバーに気を使ってくれているなというのが分かりました。
6.最後に
私は自分の選択において外部での作業を継続することを選んでいますが今でも楽しく仕事を続けられています。
その選択を尊重してくれるシー・エス・エスという会社にも感謝しています。
皆さん働き方は多様ですよ!
・・・そういえば半年だったはずなのに長くなっちゃったな(笑)