MAツールはぼっちマーケターを救うのか

近年、社会情勢や情報媒体の変化により、BtoB領域でのマーケティングが注目されるようになっています。

 

前回は、具体的に自社の売り上げアップにつなげるために、MAツールのメリットやBtoBマーケティングにMAツールが有効である理由、選び方をご紹介しました。

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マーケティング担当者は、施策の立案、企画から、実際の制作・実施・検証と多くの業務を抱えているケースが多く、「成果に結びつけるには時間が足りない」と感じていることは珍しくありません。

 

また、そもそも人的リソースが足りず、一人でマーケティング活動を行うぼっちマーケターが数多くいる例が見受けられます。

 

そこで今回は、ぼっちマーケターを救うために役立つMAツールについて、よく挙げられる課題点と選ぶポイントをご説明いたします。

 

1.ぼっちマーケターとは

ぼっちマーケターとは、マーケティングにおけるすべての活動を一人で行っている人です。

スタートアップや新規事業部門のマーケターに多く、多様化したマーケティングのチャネルに対して限られた人員で幅広い施策に取り組むため多くの課題に面しています。

2.スタートアップや新規事業部門のマーケターが直面する課題

スタートアップや新規事業部門のマーケター(以降、ぼっちマーケター)が直面することが多い課題を3つご紹介いたします。

 

2-1.複数のツールを横断的に利用しなければならない 

これまでの記事でご説明したように、BtoBマーケティングでは様々な施策を打つことが求められています。

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これらの施策を行うにあたって、CRM(顧客関係管理)、分析ツール、MA、CS、SFAといった数多くのツールを横断的に利用しなければならないため、業務が非効率的になっている場合が多くあります。

顧客のフェーズによって扱うツールは異なります。それぞれのツールは操作が難しく無駄に工数がかかってしまいます。

 

マーケティングの効率を求められる今日、フェーズに合わせて異なるツールを使うのは非効率であるとともに、それらのツールを十分に使いこなせていないなんてこともあるのです。

 

ツールが異なるとその分使いこなすための労力が伴うため、日々の業務で手一杯なぼっちマーケターは手が回りきりません。

 

2-2.施策や戦略を考える時間がない

会社によって異なるため一概には言えませんが、WEBサイトの管理をしつつセミナーの企画・運営を行い、広告を出稿し、問い合わせに対応し、SNSを運営し、WEBサイトやブログ・SNSなどに投稿するコンテンツを企画・作成し、コンテンツが顧客に刺さっているか効果検証をし、、といった膨大な業務を日々こなすことに一生懸命になり、市場開拓や市場分析にまで手が回りきらない状況へなっている場合があります。

 

実務や調整に時間が取られて十分にマーケティング戦略を考える時間が足りないという課題点が挙げられます。

 

2-3.困ったときに周囲に相談できる仲間がいない

ぼっちマーケターは言葉の通り一人でマーケティングの施策すべてを担っているため、困ったときや施策に悩んだときに周囲に相談できず、自己解決しなければなりません。

 

マーケターとしてのバックグラウンドがある優秀な人材でも、マーケティング基盤のない新規事業部門や、どの部署も人手不足状態のスタートアップに足を踏み入れ、ぼっちマーケターになった途端に機能しなくなってしまうことがあります。

 

十分なリソースがないことや、社内のマーケティングへの理解が低く投資ができない、マーケティング活動を行う環境が整っていないためです。

3.ぼっちマーケターに最適なMAツールを選ぶポイント

ぼっちマーケターこそ、MAツールを使うべきです。

なぜならばMAツールは一度設定すれば、施策の一部を自動的に実行できるため、余った時間を戦略や施策を考える時間に割くことができるからです。

 

MAツールを選ぶポイントをご紹介いたします。

3-1. 無料で試せるか

MAツールの導入でネックになるのが費用面。MAツールは、初期費用に加えてランニングコストがかかることが一般的です。

実際に導入してから必要な機能が揃っていなかったり、使いにくいことに気づく、なんて事態は出来れば避けたい。

 

  • とりあえずMAツールに触れてみたい
  • MAツールの活用方法が知りたい
  • 基本的な機能を理解したい

 

これらの要望を叶えるためにも、導入を検討しているマーケティングオートメーションに無料体験版がある場合は必ず試してみて、どの程度のスキルや知識が必要か、自社のマーケティングレベルに合っているか、確認することをおすすめします。

3-2. 直観的に使いやすいか

先に述べたように、ぼっちマーケターは日々の業務で手一杯です。そこで、新しいツールの導入にあたっては初めて使う場合でも使いやすいかが重要となってきます。

 

初めての方でも使いやすいMAツールの特徴には、主に下記の2つがあります。

 

  • 専門知識を必要としないシンプルな機能
  • サポート体制が充実している

 

直観的に使えて、分からない時に誰かに聞ける状態でなければMAツールは定着しないため、非常に重要な要素になります。

利用者の使い方が想定され、導線がしっかり考えられているMAツールが良いでしょう。

3-3. 導入する目的や導入後の運用フローを考える

MAツールの導入において失敗しがちなのが、必要な機能の絞り込みができていないことです。

MAツールは提供される機能が非常に豊富なため、担当者が「どの機能を使えばいいのかわからない」「何を使えば効果が出るか分からない」といった心境のまま選んでしまうとうまく使いこなすことが出来ません。

 

そこで、なぜMAツールを使いたいのか目的を明確にしたうえで、絶対に使いたいという機能を洗い出すことをおすすめします。

 

  • なぜMAツールを導入したいのか
  • MAツールの導入によって達成したいこと、目的
  • 運用と導入した後のフローはどうするのか

3-4. 十分なサポート体制が整っているか

3-2でも述べたように、機能と共に重要となるのが、サポート体制が整っていることです。

運用が軌道に乗るまではMAツールの操作方法や設定項目で分からない点が出てきます。そんな時にすぐに疑問点を解消できるようなサポート体制が整っていることは効率的に仕事を進めるためにも大事な点となってきます。

 

サポート内容もFAQのサイトがあるだけなのかチャット・メール・電話などで問い合わせが出来るのかなど様々なのでしっかりと内容を確認しておく必要があります。

4.ぼっちマーケターにHubSpotが向いている理由

これまでぼっちマーケターこそMAツールを導入すべき、というお話をしてきましたが、数多くあるMAツールの中でもぼっちマーケターへのメリットが豊富なHubSpotについてご紹介いたします。

https://www.hubspot.jp/

HubSpotは、

  • 顧客との関係を構築・管理するための「HubSpot CRM
  • 様々なマーケティング施策を自動化しリードを顧客に転換するための「Marketing Hub
  • 営業活動を効率化・最適化しより多くの成約を達成するための「Sales Hub
  • 優れたカスタマーサービスを提供し顧客ロイヤリティを高める「Service Hub
  • ブログやホームページ、ランディングページなどWebマーケティングに必要なコンテンツを制作するための「HubSpot CMS

 

という5つの分野で構成されているマーケティングのプラットフォームです。

HubSpotという1つのツールでマーケティング施策・営業施策・関係構築・顧客支援・コンテンツ制作の最適化を実現することが出来ます。

4-1. 無料で試せる

HubSpotはCRMが基本的にすべて無料、MA、SFA、CSにおいても一部機能が無料であるのが大きな特徴です。

期間の縛りもなく、顧客との関係構築に必要な機能が揃っています。

 

高度なマーケティング施策や営業施策を最適化する場合はさておき、基本的なリード獲得と関係構築であれば無料版で十分使うことが出来ます。

 

HubSpot Marketing Free

https://www.hubspot.jp/products/marketing/free

 

最初は無料版の機能から利用し始めることで、どんな機能が使えるのか、そして使用感を把握することが出来、実際の活用イメージが湧きやすくなります。

 4-2. 直観的に使いやすい

HubSpotは全体を通してシンプルなUIが特徴であるため、どこをクリックすれば何ができるのかが直観的に分かりやすくなっています。

レポート機能

顧客管理機能

MAツールは日々利用するものだからこそ、画面構成のわかりやすさがより求められます。限られた人員でもスムーズに活用できるように、直感的に理解でき、使いやすいツールであることが大切です。

4-3. 導入する目的や導入後の運用フローを考える

HubSpotは1つのツールでマーケティング施策・営業施策・関係構築・顧客支援・コンテンツ制作の5つの分野をカバー出来ることが最大の特徴と言えます。

複数のツールを横断することがないので効率的にマーケティング活動を行えます。

 

導入後はマーケティングだけをカバーしたいのか、今後を見据えて営業部門やカスタマーサービス部門とも連携していきたいのか、しっかりと検討した方が良いでしょう。

マーケティング部門・営業部門・カスタマーサービス部門の活動が一貫化されていない企業は各部門が確保した件数が売り上げにつながらず、業務の効率も大幅に低下します。

 

リードを引き継ぐ際に部門間のずれを発生させず、最大限の成果を生み出すためにも、HubSpot を導入することをお勧めします。

4-4. 十分なサポート体制が整っている

4-4-1.導入支援サービス

HubSpot には導入時の初期設定や利用方法について技術的なアドバイスを行う導入支援のサービスがあります。

この導入支援サービスは技術的なアドバイスだけでなく、マーケティング目標を達成できるようにするための戦略資料の策定や考え方のアドバイスも提供しています。

4-4-2.サポートデスク

導入を終えた後にも気軽に利用できるのがサポートデスクです。日々HubSpotを利用する上で浮かんだ些細な質問やソフトウェアのアップデートに伴う操作方法の質問などを気軽に質問することが出来ます。

メール・チャット・電話の3パターンですぐに対応することが可能です。

4-4-3.プロフェッショナルサービス

HubSpotを活用して最大限の成果を得ていただけるように、双方向のコミュニケーションを行いながら行うトレーニングから個別のコンサルティングまで、HubSpotに関する知識を深めていただくためのサービスを豊富に取りそろえています。

4-4-4.HubSpotコミュニティ

HubSpotには、有料ユーザー・無料ユーザー共に利用できる公式のコミュニティがあります。

HubSpotの販売パートナーやAPI開発者とコンタクトを取ることができるため、感じた不安点を解消したり、より円滑な運用方法を学ぶことが出来ます。

 

  • HubSpotユーザーとつながり、ネットワークを作る
  • 他のメンバーに相談したい自社の課題やHubSpot製品に関する疑問を投稿して、アドバイスをもらう
  • HubSpot製品を有効活用するための豆知識やナレッジをシェアする
  • マーケティングや営業に関する自分の知識や経験談をシェアする

5.最後に

HubSpot Marketing Hubは、業務の無駄を省き、マーケティング活動を効率化できる画期的なツールです。煩雑な作業に追われる時間を顧客に使うことができるため、サービスや成果の向上が期待できます。

 

HubSpotは、マーケティング機能の自動化サービスとしては世界No.1のシェアを誇っています。マーケティング活動の効率化を図りたい場合は、HubSpot Marketing Hubの導入をぜひご検討ください。

 

こちらの資料ではHubSpot Marketing Hubを例に、より詳しいデジタルマーケティングの課題解決策をご説明しております。

ぜひご参照ください!

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