AWS認定SAA(ソリューションアーキテクト アソシエイト)合格体験記

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皆さん、初めまして。エンタープライズ・システム開発四課のYです。

 

私は4月からAWSおよび開発技術習得という社内のスキルチェンジプロジェクトに配属されていました。

※スキルチェンジプロジェクトについての記事はこちら

blog.css-net.co.jp

 

 

以前は、C#を使用したアプリケーション開発を行っていたため、AWSに触れたのはこの時が初めてでした。スキルチェンジプロジェクトを通して、AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト(以下、SAA)合格に至った体験を記していきます。

 

 

1.AWS認定SAAとは

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引用:[AWS 認定](https://aws.amazon.com/jp/certification/)

 

>AWS 認定SAA試験は、AWS における分散システムの可用性、コスト効率、高耐障害性およびスケーラビリティの設計に関する 1 年以上の実務経験を持つソリューションアーキテクト担当者を対象としています。

引用:[AWS Certified Solutions Architect – Associate]

(https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-solutions-architect-associate/)

 

 

AWSを使ったアーキテクチャの設計が主な試験内容です。コスト効率、高パフォーマンス、高耐障害性、可用性、セキュリティなどの観点から、どのAWSを使用するのが最適な設計方法なのかを問われます。AWSには多くのサービスがある為、出題範囲は広いです。

 

2.試験について

2-1. 試験概要

 * 問題数:65問(選択問題または複数選択)

* 時間:130分

 * 受験形式:テストセンター(PSI/ピアソンVUE)またはオンライン(自宅等)

* 受験料金:16,500円(税込)

* 合格ライン:720点以上(1000点中)

 

2-2.申し込み

自宅からオンラインでの受験も可能でしたが、何もない部屋を用意するのが厳しかったので、ピアソンVUEテストセンターでの受験としました。

受験予約は24時間いつでも可能です。しかし、会場によって受験時間や可能日程に差異がある為、申し込みする場合は早めの予約をおすすめします。現に、私が受験予約をしようとした際、直近の土日は試験会場が埋まっていました。

 

2-3.合否

合否発表は全ての試験の回答を終え、アンケートに答えた後、画面に表示されます。

 

3.社内での取り組み

まずスキルチェンジプロジェクトでは、ハンズオンやAWS Black Beltを通して、サービスの理解をしていくところから始まりました。

 

また、プロジェクトの朝会で事前に用意されたAWS SAA模擬問題の中から一問選択し、解説する時間を設けられており、SAAの問題に早くから慣れていくという取り組みも行っていました。

 

これらのおかげでAWSの基礎用語と主要サービスへの理解、模擬問題への慣れが進み、AWSの最低限の知識は身についたように感じます。

 

近年は、SAA取得を目指すための社内勉強会も開催されていましたが、今回は機会が無く、勉強会に参加することはありませんでした。

 

4.個人での学習期間/学習方法

4-1.期間

試験に向けての勉強期間は1か月程度。しかし、本腰を入れて勉強をしていたのは2週間程度です。

 

4-2.教材

  * Web問題集

  * 公式サンプル問題

  * AWS公式サイト

  * AWS Black Belt Online Seminar

 

インターネットには、無料のものから有料のものまで様々な問題集があるので、それらを活用して繰り返し模擬問題を解いていました。

模擬問題を解くにあたって、なぜこれが不正解なのかというところを重要視しながら進めました。単純なサービスを選択するような問題であれば、正解以外のサービスはどのようにして使われるのか?そのサービスの特徴は?というような事まで考えるのが重要です。正解数よりなぜ不正解なのかに重きを置いて学習に取り組むとサービスへの理解が深まりやすいです。

 

私自身の勉強方法として、本を読んで理解をするというのが向いていなかったので、参考書等は一切買わずに、参考書代を有料の問題集コンテンツに使用していました。参考書については、あったほうが良いとは思いますが公式のホワイトペーパーやインターネットのかみ砕いた情報でも、サービスを理解するには十分であったため、好みの問題だと思います。

 

勉強をしていく中でYouTube も活用しました。公式YouTubeであるAmazon Web Services Japanの【AWS Black Belt Online Seminar】や、AWSを紹介している人の動画を視聴し、EC2や構成図について学びました。実際にAWSを動かすとお金がかかりますが、ハンズオンでサービスのイメージを掴みたいというような場合や、触れる機会のないサービスへの理解にとても有効的でした。

 

5.試験の感想

スキルアッププロジェクト内で、ハンズオンやAWSを用いた実務作業を事前に行っていたため、資格取得への取り組みに対しハードルは下がっていたと思います。

 

しかしAPI Gatewayを使用したサーバーレス開発が主だったため、試験範囲であるEC2やネットワーク周りを理解するのには大変苦労しました。構成図を何度も確認し、頭の中で書き出せるくらいになって、ようやく試験への手ごたえを感じられるようになりました。

 

基本的なAWSをしっかり理解していれば合格可能な認定試験であると私は思います。

 

参考になれば幸いです。