業務効率がUP!ServiceNowを通して得たこと

1.はじめに

初めまして。エンタープライズ・ソリューション開発部の今井です。

私は2019年4月に中途入社して現在3年目を迎えます。

 

以前も同じ業界で働いていました。業界歴としては約8年になります。

以前の会社では生産管理システムや受注・発注システムなどの開発(言語は主にJava)に携わっていました。

しかしながら以前の会社は小規模の会社であり、チームとして案件に参画することが難しく自分自身のスキルアップにも限界を感じたため転職を決意しました。

 

なぜ当社を選んだかというと、証券をはじめ幅広い業界での実績があり、新しい分野にもチャレンジしているので、その中でプロジェクトの一員として活躍できる環境があると考えたためです。

 

2.ServiceNowについて

入社してから現在に至るまでの約2年、ServiceNowの導入案件に携わっています。

ServiceNowとは何か?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。現に私も案件に携わるまで知りませんでした。

簡単に説明すると企業向けクラウドサービスです。いわゆるSaaSです。

 

プラットフォーム上にITサービスマネジメント(ITSM)をはじめカスタマーサービスマネジメント(CSM)など様々なアプリケーションが構築されています。標準で提供されている機能のカスタマイズや新規機能の構築がGUIベースで可能となっています。

幅広い分野の機能が用意されているので、何でもできてしまう!そんな印象があります。

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3.携わっている案件について

実際に私が携わっている案件の内容としては、某企業様向けにインシデント管理などのITサービスマネジメントを中心とした機能を構築し導入しています。某企業様社内では部署によって異なるチケット管理システムを利用しているため、ServiceNowでシステムを統一することで業務効率化を図ることが目的です。

そしてレポートを利用した分析機能も充実しているため、稼働分析をすることで数値で明確に導入効果を確認することもできます。

 

また、ServiceNowは外部システムとの連携も容易にできるようになっています。

私が携わっている案件でもZabbixネットワークハードウェアのステータスを監視・追跡できるネットワーク管理ソフトウェア)との連携実績があります。Zabbixで機器の障害を検知し、ServiceNowでインシデントを起票するといったものです。

簡単に図で説明すると下記のようなイメージです。

 

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4.業務で得たこと

案件に参画してからは、ServiceNowシステム管理者向けの認定資格CSACertified System Administrator)とITILファンデーションを取得しました。

ServiceNowはITILのプロセスが取り入れられているので、開発に大いに役立っていると思います。

 

私自身はインシデント管理に関わる機能の開発に携わり、現在はカスタマーサービスポータルに関する開発に携わっています。Web ポータルを通して顧客に情報提供やサポートが可能な機能です。

 

様々な機能に携わるため常に学習も必要ですが、その都度新しい発見があり大変やりがいのある業務だと感じています。

 

5.ServiceNowで苦労した点

ServiceNowに携わり、一番苦労した点は英語です。

開発するにあたり調査するための資料などはほとんどが英語です。

コミュニティサイトなどもありますがすべて英語でのやり取りなので理解するまで時間がかかってしまいます。英語が得意ではない方は慣れるまで大変かもしれませんね。

 

6.おわりに

今後の目標は、ServiceNowに携わる機会を頂けたのも何かの縁ですし、経験者が社内で私1人だと思うので、ServiceNowを開発できるメンバーを増やしたいと思っています。

 

また個人的な目標としては、チームリーダーとしてメンバーをまとめていける技術者になりたいと思っています。そのため今は、ビジネスマネージャー検定の資格取得を目指して日々学習しています。

 

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