AWS事業のご紹介③

1.はじめに  

 こんにちは。デジタルマーケティング本部の髙橋です。前回に引き続き、シー・エス・エスが提供するサービスについてご紹介いたします。今回はインフラ構築、AWS運用代行・監視・保守の2種類をご紹介致します。

前回の記事はこちら👇

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2.ビッグデータ分析基盤構築

 ご利用の業務システムなどのデータを有効活用するためのデータ分析基盤をAWSで構築します。

 2-1.ビッグデータ分析とクラウド

 ビッグデータとは、様々な種類や形式を含み、リアルタイム性を持つ大容量のデータのことを示します。複雑かつ大容量なデータを扱うビッグデータの分析基盤において、柔軟で拡張性が高いクラウドは必要不可欠です。データの容量や形式を気にせずにデータを保存し、データの加工処理システムもデータ規模に応じて自由にスケールを変更することができます。

ビッグデータ分析によって得られる効果は下記3点が挙げられます。

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 2-2.ビッグデータ分析の流れ

 ビッグデータは下記手順で分析します。必要最低限のデータから始めるスモールスタートや、新たなアイデアやコンセプトの実現可能性やそれによって得られる効果などについて検証するPoC(Proof of Concept)にも効果を発揮いたします。

事前に検討したアイデアやコンセプトの実現可能性を見極め、期待した効果が得られると判断したうえでプロジェクトを進めていくことができます。

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 2-3.ログ取得の導入 

 Amazon S3に保存しているスマートフォンアプリのログデータを BIツールで閲覧・解析可能な形に蓄積・整形を行う仕組みを AWS上に構築しました。 

Amazon S3(Amazon Simple Storage Service)とは、”オンラインストレージのWebサービス”のことです。保存できる容量やファイル数に制限がない上に、99.999999999%(イレブン・ナイン)という非常に高い耐久性を誇っているため、データ消失の可能性が限りなく0に近くなっています。またS3に保存したデータはインターネット経由でアクセスできるため、静的なコンテンツであれば配信することが可能です。

 Amazon CloudWatch EventsによるAWS Lambdaの時刻起動、Python、Hiveで整形するスクリプトをAmazon Elastic Container Service (Amazon ECS)を用いてコンテナ上で実行し、Amazon S3とAmazon Redshiftに出力することで実現しました。

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 2-4.データレイクの導入

 AWS環境にデータレイクを構築し、プロジェクトや顧客ごとの売上データの可視化を実装致しました。データレイクとは、データの種類に関わらず、すべてのデータをそのままの形で一元的に保存できる場所であり、かつビッグデータ処理やリアルタイム処理、AI研究分野などさまざまなシーンで活用できる状態を維持するものです。

Amazon QuickSightで作成したグラフから、現状把握や予測が簡単に行えるようになりました。

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3.AWS運用代行

 AWSの運用・監視・保守をサポートします。既に導入済みのシステムの運用・監視も可能です。AWSを導入したものの、サーバの台数が増えたことによって運用の負担が増加してはいないでしょうか?弊社がAWSの運用/監視を代行します。お客様のご要望に合わせて弊社のAWS認定資格保有者がAmazon EC2Amazon Relational Database Service(RDS)などの監視、バックアップ、障害対応をサポートします。

 3-1.サービス導入のメリット

①クラウドの複雑な運用から解放され、本業に注力することが出来ます。

②障害検知から復旧作業まで弊社で代行いたします。時間と人材のコストを削減することが可能です。

③既にAWSを導入済みのお客様でもシステムの運用・監視を代行可能です。

④AWS認定資格を保有する弊社の技術者が、安全で適切な運用を設計します。

 3-2.サービス提供例

 サービスの提供例は下記の通りです。ベーシック・オペレーション・カスタム対応の3種がございます。

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4.終わりに

 全3回にわたってAWS事業のご紹介をさせていただきました。いかがでしたでしょうか?イメージ出来ましたか?分からない点等ございましたら下記のお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

今後も引き続き様々なコンテンツを配信させていただきます。お楽しみに!

 

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