「要件定義」という言葉を聞いた時に、何をすれば良いか、皆さんはパッと頭に浮かぶでしょうか?
頭に浮かぶものは、人それぞれ、だと思います。
お客様にも色々なお客様がいらっしゃいますし、要望にも色々な要望があります。 システムに詳しい方もいれば、そうでない方もいらっしゃいます。 ですから、残念ながら決まったルールというものはないと思っています。 私もこれまで色々な案件で要件定義に参加してきました。 そして、聞き漏れ、詰めが甘かったなど、多くの失敗をしてきました。 次のプロジェクトでは同じ失敗を繰り返さないように気をつけましたが、 また別の失敗をして、ということの繰り返しだったように思います。
ただ、そうした経験の中で、「こういうことをした方が良い」、 「こういう点はお客さんに確認しておいた方が良い」というポイントを 幾つか見つけることができました。
最近は要件定義から参加する、という機会が減りつつあります。そのため、特に若手社員は、 要件定義を経験する機会が減ってきています。そこで、少しでもスムーズに要件定義に入って いけるよう、私自身が経験の中で得たポイントを共有するために社内で勉強会を開いてみようと 思いました。
私がポイントとして挙げることは、
- とにかく聞く
- 簡潔に書きだす
- 経緯を書く
- 「やること」だけを書くのではなくて「やらないこと」も書く
だと思います。 まだまだ私自身、勉強中の身ですし、実際に経験しないと学べないことの方が多いのですが、少しでも 経験を共有し、若手社員が興味を持ち、試行錯誤しながらもより良い要件定義を行ってくれるきっかけに なれば、と思っています。
次回はどんな勉強会になったかをお話したいと思います。